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世界初!磁束ピンニングによる損失を理論的に解明(研究成果)

更新日:2015.03.24

 情報工学研究院 電子情報工学研究系の松下照男特別教授は、世界で初めて、磁束ピンニングによる損失を理論的に解明しました。この研究の論文は日本物理学会の論文誌「Journal of Physical Society of Japan」3月号で公表されました。

時間の経過に伴う変化がフィルムを巻き戻したようには起こらない現象を「不可逆現象」といいますが、時間反転に関して対称な力学の運動方程式と矛盾し、昔から理論的には解明されていません。この不可逆現象には二種類あり、水中にインクが広がっていくような拡散現象など時間反転対称性と明確に矛盾するものと、超伝導体の磁束ピンニングによる電磁現象などのようにヒステリシスを伴うものとがあります。今回は後者の不可逆性について、初めて理論的に解明しました。
また、本研究については、平成27年3月18日(水)の西日本新聞朝刊(筑豊版)でも取り上げられました。

◆平成27年3月18日(水)西日本新聞記事は こちらから(情報工学部Webサイト)


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