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世界初!PCRとゲル電気泳動法を必要としないがん診断法を実現

更新日:2013.01.08

 本学工学研究院物質工学研究系 竹中繁織教授(バイオマイクロセンシング技術研究センター?センター長)は、九州歯科大学 冨永和宏教授との共同研究において口腔癌の簡易診断を目指した電気化学的テロメラーゼアッセイ法を開発しました。

現在、テロメラーゼと呼ばれる酵素ががんに特異性の高いマーカーとして世界中で注目されており、TRAP法と呼ばれる癌診断が開発されています。しかし、酵素の不安定さと検出手法の煩雑さ(PCRとゲル電気泳動が必須)と5時間近くの測定時間から実用化レベルの診断法にはなっていませんでした。

この診断法を用いれば、わずか30分程度で80%以上という高い正診率で癌診断を行えることが明らかとなりました。
本研究は、本学と九州歯科大学との歯工学連携成果の一つであり、Clinical Chemistry誌(2011年インパクトファクター 7.905)に発表しました。


口腔癌診断チップと装置

ECTA法による癌診断法の開発


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