工学部工学科の特徴
建学の精神
「技術に堪能なる士君子」
工学部は開学と同時に開設された学部で、110年以上の歴史を持ちます。建学の精神「技術に堪能なる士君子」の養成が今も伝統として残り、その精神は工学部の専門教育の中で知識と技術の修得とともに育まれてきました。
モノづくりを重視した10コース
長い歴史と伝統に基づく「モノづくり」をキーワードとして、それぞれの分野において、高度な専門技術を身につけた人材を育成します。
2026年度 学部再編の概要
九州工業大学では2026年度より、社会の変化に対応するため「学科制」から「コース制」へと移行します。これにより、工学部では1年生の進学先が大きく2つの「類」に分かれます。
1つ目は、学びたい専門が明確な生徒向きの4つの専門類(建設社会類?機械類?電気類?物質理工学類)で、従来の工学類を再編したものです。物質理工学類からは、新設された数物コースにも進級可能です。
2つ目は、学びたい専門が具体的に決まっていない生徒に向けて新設された「総合類」です。1年生でのオムニバス形式の授業を通じて専門類?コースの概要を学んだ後、各コースの履修モデルを参考にして、2年生で進むコースを選べます。この仕組みは、広い視野を有する幅広い理工学系人材の育成という社会的ニーズに応えるものです。
1年生のカリキュラムは類に関係なく全体で統一されており、グローバルマインドセットを身につけるための留学生との協働学習が新たに加わります。2年生以降は、コースごとの専門科目に加えデータサイエンスを含む幅広い工学知識や人文社会科学的教養を身につけるための授業群を充実させています。これらの授業を通じて、高度な専門知識と広い視野を兼ね備えた国際的に活躍できる技術者を育成します。